業績向上のための「健康経営」

超高齢社会を迎え、生産年齢人口が減少する中、どの業界においても人材不足が懸念されています。このような環境の中、業績を維持するため、新規事業に取り組むためなどの様々な理由から、社員一人ひとりの仕事の絶対量が増加する傾向があります。

仕事量が増加すると、業務に追われ心のゆとりが無くなりがちとなり、結果、雑談などといった組織内でのコミュニケーションが滞り、業務の分担がうまくできなくなって一人ひとりの業務量に偏りが生じ、特定の社員に負担が集中します。

さらに業務量が増えストレスが増した社員は、心身の健康を損ねやすくなり、パフォーマンスの低下や最悪の場合離職といった結果に至ります。

その結果、会社は大きな損失を抱えることになり、さらに業績が悪化する、という悪循環に陥ることになるのです。

企業の業績を向上させるためには、様々な戦略や仕組みが必要ですが、その源泉は社員一人ひとりの健康です。

その健康について、WHO憲章では前文の中で、次のように定義しています。

“Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.”
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」(日本WHO協会訳より抜粋)

健康が肉体的にも精神的にもそして社会的にも満たされた状態とするならば、その全てを企業として整える必要があります。

一方、ビジネスのスピードがますます加速し競争環境が厳しくなる現代社会では、企業における「ヒト」への投資が大きく注目されています。「ヒト」への投資を進め、企業の生産性向上や組織の活性化は企業において最重要課題であるといえます。

このような背景の中、近年、社員の健康と企業業績が密接な関係性にあるといった考え方のもとに、「健康経営」という言葉が注目され、社会的にも認知が深まりつつあります。

健康は、健体康心(健やかな体に康らかな心)から成り立つとも言われています。この言葉から派生するように−心技体−といった概念があり、健体康心を支えるのは日々の習慣=技術であると弊社は考えます。

そして、社員一人ひとりが心身ともに健康で、活き活きと活動できる=お互いを認め合い切磋琢磨できる環境を整えてこそ、健康な企業であり健康経営を実践できていると言えるのです。

株式会社SUDACHIでは、「健康チェックカード−心技体−」と「健康経営ゲーム」という2つのツールを独自に開発し、これらのツールを用いて、笑いながら、楽しみながら健康の重要性と健康の持続的な増進を実現する研修を提供しています。

社員の心身に対する健康の意識を高めたいという企業の皆様、ぜひ一度弊社にお問い合わせください。

ヘルスリテラシー向上研修

昨今ではマラソンや、筋トレ、マインドフルネスといった、身体を鍛え、心を整える活動が企業のエグゼクティブを中心に爆発的に広まっています。笑いながら、楽しみながら健康の重要性と、ご自身や企業内での健康増進の取り組みを促進する方法を学びます。

メンタルヘルス研修

身体と心の間には密接な関係があり、対症療法的にメンタルの問題に向き合うだけでは限界があることに、すでに多くの企業人は気付いています。健康面・体調面を整えることでメンタルに起きる問題を未然に防ぐことを狙いとした研修です。

 

SUDACHIが提供するツール

ツール1:「健康チェックカード−心技体−」

「健康チェックカード−心技体−」は、自らの体を動かして心身の健康状態を数値で「見える化」する体験型ツールです。

見える化によって健康状態を客観視し、過去の自分や他の人との比較が容易にできるようになります。これが向上心を刺激し、健康増進につながるのです。

また、博士(医学)や理学療法士といった専門家が監修した改善方法が示されるため、各々が自分の健康状態に合わせた健康法を考え、実践することができます。

自ら動き、自ら考え、自ら実践することによって、健全な生活習慣を獲得し、健康な心身を手に入れることができるのです。

「健康チェックカード−心技体−」概要

「健康チェックカード−心技体−」の詳細はこちら

ツール2:「健康経営ゲーム」

「健康経営ゲーム」は、会社運営を擬似的に体験しながら、個人の健康状態が会社の業績に与える影響を実感できる体験型シミュレーションゲームです。

健康経営ゲームのゴールは、現実のビジネスと同様に会社の業績を上げることです。

ですが、それと同時に役職ごとに設定された個別のゴールも達成しなければなりません。

この二つのゴールを達成するためには、最初に与えられた「資金」「体力」「精神」という資源を元手に「プロジェクト」を成功させる必要があります。

しかし、現実同様、個人が持つ資源は有限であり、一人で実現できるプロジェクトは自ずと限られます。

それに気づいた時、自然とコミュニケーションが生まれ、チームとしてのまとまりを獲得していくのです。

健康経営ゲームを通じて得られた気づきは、職場を豊かなコミュニケーションの場に変えるでしょう。

「健康経営ゲーム」の基本概念

 

プロジェクトの成否判定

「健康経営ゲーム」の詳細はこちら

健康経営の普及を目指して

みなさんは健康の定義をご存知でしょうか?

病気でない事、体の状態が悪くない事、色々思いつくことがあるかと思います。

健康の定義について、
WHO憲章では、その前文の中で「健康」について、次のように定義しています。

“Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.”
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」(日本WHO協会訳より抜粋)

この定義に沿って、近年健康経営という観点が注目されています。

SUDACHIは医療介護のリハビリ現場から誕生しました。
リハビリに取り組まれる利用者様の中には、50代や60代といった今まで一生懸命働いてきて、もうすぐ人生の余暇を楽しみにしていた矢先に病気となり障害を持った方も多くいらっしゃいます。

そんな利用者様から聴く声として、
「もっと気を付けていればよかった…」、「若いときに気づいていれば…」、「病気になって初めて健康の有難さに気づいた…」という心から出た「悔しい」という後悔の叫びをお持ちでした。

一生懸命働いていて、ある日突然脳梗塞後の麻痺などの障害などを持つに至った利用者様。
一生懸命リハビリを実施され、ある程度身の回りの事が出来るようになり、新たな目標を考える時間が増えると、普段の生活の中でTVやラジオ、様々な所で健康の情報が溢れていることに気づかれます。

「働いているうちから、なぜ健康に気をつけなかったのか…」、「健康についてこんなに言われているのに初めて知った…」、「忙しくて健康の情報を知ることができなかった…」、このような思いから、SUDACHIは疾病予防や介護予防は、定年を向かえてからではなく、働き盛りの生産年齢年代から行う必要があると考えるようになりました。

社員の健康コスト Dee W.Edington and Wayne N.Buton(2003)より作図

一方で、超高齢化社会を向かえ、60代70代まで当たり前のように働く時代になりました。働き方改革が叫ばれる中、社員の健康面・精神面の不安からの離脱は大きな企業損失です。また、離脱までとは行かずとも、心身の問題により充分にパフォーマンスを発揮できない人が6割を超えているといったデータもあり、生産性の観点からはさらに大きな企業損失と捉えることができます。

生産年齢人口が少なくなる中、社員のメンタルヘルス、フィジカルヘルスの維持・増進に企業が中心になって取り組むことが、業績が伸びる時代になってきました。

その企業が中心になって行うメンタルヘルス、フィジカルヘルスの維持・増進のためのツール・研修として、リハビリを実施されている利用者様と同じ思いを、次の世代や多くの人にもさせないために、個人の節制や我慢といったネガティブな側面を持つ健康への取り組みを、楽しく学べるといったポジティブな側面を持つビジネスゲームをSUDACHIは提供します。

「健康経営」とは?

健康経営とは、「企業が従業員の健康に配慮することによって、経営面においても 大きな成果が期待できる」との基盤に立って、健康管理を経営的視点から考え、 戦略的に実践することを意味しています(健康経営研究会より)。

ただし、健康が、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいうのであれば、健康経営とは企業の業績を上げるため、ブランド力を強化するためといった単純な「投資」ではなく、家族を愛するように、企業と企業を支えるスタッフ・そのご家族の生活を守り、幸せに導く「愛情」だとSUDACHIは考えます。

今、健康経営が注目されている理由

出所:厚生労働省「平成25年労働安全衛生調査(実態調査)」

現代社会における私たちの生活は、生活習慣(リズム・食)が乱れ、運動習慣は欠落し、過剰なストレスが慢性的に加わるなど、生活習慣病が発症しやすい環境が整っています。

「平成25年労働安全衛生調査(実態調査)」によると、ストレスを感じている労働者は52.3%と、本来、自分や家族を幸せ に導くための手段である仕事について、半分以上の人が幸せとは逆の不安や悩み、ストレスを感じているというのが現状です。

また、日本生産性本部「メンタル・ヘルス研究所」第7回『メンタルヘルスの取り組み』関する企業アンケート調査結果(2014年)によると、「心の病」の増減傾向と組織状態に対する質問のクロス集計を行い、組織状態と「心の病」の 増減傾向の関係性について確認し、従業員の孤立した状況が「心の病」の増加と関連していると結論付けています。

出所:日本生産性本部「メンタル・ヘルス研究所」
第7回『メンタルヘルスの取り組み』関する
企業アンケート調査結果(2014年)

さらに、

  • 糖尿病患の11%が大うつ病性障害、その他のうつ症状を呈するものが31%存在
  • BMIが25㎏/㎡以上の肥満は男性 38.6%、女性43.6%であり、精神障害患者で高頻度
  • 降圧剤の影響では、うつ状態を誘発する可能性のある薬物もある
  • 喫煙習慣は、不安、抑うつ状態が引き金になって喫煙が始まる

などといった、生活習慣がメンタルヘルス不調に寄与する関係性について述べられており、「職場の管理者はメンタルヘルスの重要性を理解し、配慮をしていくことが望まれる」、と結論づけています(日本職業・災害医学会会誌 JJOMT Vol. 62, No. 5)。

ジョンソン&ジョンソン、Towers Watson’s Global Normative Databaseの調査

このような背景の中、健康投資や健康経営の観点が注目されてきました。

健康投資とは、従業員の健康保持・増進の取組が、将来的に収益性等を高める投資であるとの考えのもと、健康管理を経営的視点からとらえ、戦略的に実践することであり、経済産業省などが中心となって浸透が進められてきました。

ジョンソン&ジョンソングループが、世界250社、約11万4000人に健康教育プログラムを提供したところ、健康投資1ドルに対して、3ドル分の投資リターンがあったとされ、企業業績にも影響があることが欧米を中心に実証されています。

また、企業が社員一人一人の健康に配慮することは、エンゲージメント(帰属意識)を高めルことに繋がります。社員が自発的に企業への貢献意欲(=エンゲージメントやモチベーション)を持っていると、企業業績や生産性向上、離職率の低下につながることが昨今のデータ等で報告されています。

エンゲージメントの高い企業と低い企業の営業利益率 
Towers Watson’s Global Normative Databasより作図

今後、ますます生産年齢人口が減少していく中で、社員の健康に投資を行い、健康経営を実践していくことが企業業績向上にもつながっていくのです。


 

健康経営の教科書

「健康経営」の理解に役立つブログ記事の一覧です。

 

①健康経営について

②健康経営の評価指標

③健康経営をデータから見る

④健康経営とメンタルヘルス