選ばれる介護施設に
なるための方法を学ぶ
チームビルディング
組織課題の理解
サービスレベル向上
『The介護』とは
今、介護は多くの人にとって身近なものになっています。
厚生労働省が発表する「平成30年度 介護保険事業状況報告(年報)」によると、平成31年3月末時点の要介護(要支援)認定者数は658万人。小学校の在学者数644万人とほぼ同規模です(平成30年度学校基本調査(確定値))。
そして、要介護(要支援)認定者数は今後も増加の一途をたどり、2040年代には900万~1000万人に達する予測もある状況において、誰もが介護について考え、親族の誰かが介護施設を利用するという状況が当たり前になっていきます。
にも関わらず、要介護者を受け入れる介護施設は引き続き少ない人数と限られた財源の中、ソフト面・ハード面を充実させていく必要に迫られており、介護施設の経営には難しい舵取りが求められています。
- 例えば、慢性的な人手不足にも関わらず、せっかく入った職員も定着しない
- 利用者、およびそのご家族にとって満足いくケアを提供できない
- 施設の老朽化が進んでいるものの、更新する余裕がない
これら介護施設が抱える課題の多くは職員間の『コミュニケーション不足』から生じていることがほとんどです。
カードゲーム『The介護』では、介護の仕事をカードゲームによって経験していただくことを通じて、ゲーム内で介護施設の中で働く職員となり、様々な利用者と向き合っていただきます。時には良かれと思って行った対応が、相手の体調を悪化させたり、職員間でのコミュニケーションがきちんと取れていないが故に、シフトの違う職場の仲間を非難したり、といったことが発生します。
ゲームでの体験を通じ、自分たちの事業所ではどのようなことが起きているか、どのように利用者に向き合い、どのように組織の風土をつくっていくのがいいか、皆で考えていただくためのツールです。
『The介護』の効果
1. 楽しみながらコミュニケーションの重要性を伝える
経験年数の違い、シフトの違い、日報の書き方の違い、各々が持つ価値観の違いなど、様々な違いが職員間のコミュニケーションのズレを生み、結果的に利用者にとっても職員にとっても望ましくない職場を自分たちで作り上げてしまいます。施設内のコミュニケーションの問題が何から発生しているのか、どのように解決したら良いのか学ぶことが出来ます。
2. 選ばれる介護施設になるための方法を学ぶ
ヒト・モノ・カネといった経営資源が限られる中、今の施設とメンバーで”支持される”施設を作り上げねばなりません。ともすれば、「○○がない」と出来ないことを人のせいにして、それで思考停止してしまうこともあると思います。職員一人ひとりが、仕事の進め方や意義を捉えなおすことで、よりよい職場をつくることは必ず実現できます。
ゲーム体験者の声
“介護の現場の問題がとてもよく感じ取れました。介護に関わる方々の大変さも理解できました”
“当たり前のことですが、利用者ひとりひとりに人生や家族といった背景があり、その点を理解するように努めないと本当に適切な介護ができないことに気付いた”
“介護のリアルさを感じ取ることができた。深い気付きを得ることができた”
“ゲーム体験を通じて、介護の難しさが分かった。今後の介護問題について考える機会をいただけてよかった”
“自分が介護の現場で行っている当たり前のことが、他の人にとっても当たり前だと思っていたが、それが問題を引き起こしていたことに気付けました”
“何でも丁寧にやればいい、時間をかけて行うことばかりが必ずしも正解ではないことに気付かされた”
『The介護』の提供形態
研修講師派遣
弊社から『The介護』の研修講師を派遣します。事前にご担当者さまと打ち合わせを行い、御社の内情やこれからの展望に合わせて研修資料を調整していきます。
人数
8~30人(講師一人、アシスタント1名で運営します。)
人数が30名以上となる場合は複数人の講師で対応させていただきます。その場合でも、全員が一つの会場内でゲームを体験できます。
時 間
3~4時間(振り返り含む)
金 額
『The介護』を活用した研修の流れ
1
介護施設を取り巻く
現状に関しての
簡単な説明
研修講師から、介護施設が直面している課題をデータを用いながら簡単にレクチャーをさせていただきます。現状を認識することで、自分たちが属する介護施設を支持される施設にする必要性を感じていただきます。
2
ゲームのルール説明
『The介護』のルール説明を行います。4-10人でひとつの架空の介護施設を運営し、実際に8-12人の利用者さんを担当していただきます。
3
『The介護』の実施
『The介護』を実施します。限られたマンパワーの中、利用者さんに最適なケアができなければ、利用者さんの心身の健康は損なわれていきます。利用者さんの心身の状態に目配りしながら、ゲームに取り組んでいただきます。
4
振り返り
講師からの問いかけに答えていくことでゲームのプレイを振り返ります。参加者はゲーム体験を通じ、
- サービスレベルの維持と経営の継続が同時にできること
- 利用者ひとりひとりは単なるデータではなく、自分の人生を歩んでおられるひとりの尊敬できる人物であると感じること
を体験していただきます。
SUDACHIの研修実績(一部ご紹介)
韓国大阪青年会議所/キュアコード株式会社/医療介護連携推進会議/株式会社笑農和/富山県/WINフロンティア株式会社/北陸銀行/富山商工会議所青年部/多摩商工会議所/株式会社スギノマシン/すかいらーくグループ労働組合連合会/和楽グループ/株式会社島田商店/株式会社福井銀行/古河電工健康保険組合/福井銀行職員組合
※敬称略