SUDACHIが考える「健康経営」

健康の定義について
WHO憲章では、その前文の中で「健康」について、次のように定義しています。

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます(日本WHO協会訳より抜粋)。

私たちは普段、何気なく日常を過ごしています。
仕事や趣味、家族との時間。
何気ない日常には、とても充実した時間が流れています。

その、何気ない日常を一変させるのが病気です。

私は10数年間、病院や介護施設でリハビリ専門職として働いてきました。そこでは麻痺や怪我、心疾患、がん、うつなど心身の病気を抱えた方とそのご家族様と出会い、今までの生活を取り戻すお手伝いをしてきました。

その病気になってしまった方の大半が、「もっと気を付けていればよかった…」、「若いときに気づいていれば…」、「病気になって初めて健康の有難さに気づいた…」という心から出た「悔しい」という後悔の叫びをお持ちでした。

また、ご家族の方も生活が一変し、今まで当たり前だった生活が介護などに変わり、「もっと気を付けてあげればよかった…」、「私たちがもっと注意してみてればよかった…」などといった、ここでも「悔しい」といった後悔を訴えられることが多くありました。

企業活動に置き換えてみると、優秀なスタッフが一旦病気になってしまえば、今まで仕事を任せられていた優秀な人材がいなくなり、企業活動はブレーキを踏まざるを得ません。結果として、企業の業績も落ち、優秀な人材を失い、大きな損失を抱えることになります。

また、企業はスタッフの人生や家族の人生を担っているという観点から捉えると、上記のような「悔しい」といった思いをスタッフやそのご家族に味わわせない責任があると私は考えています。

健康が、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいうのであれば、健康経営とは企業の業績を上げるため、ブランド力を強化するためといった単純な「投資」ではなく、家族を愛するように、企業と企業を支えるスタッフ・そのご家族を守り、幸せに導く「愛情」だと私は考えます。

株式会社SUDACHI 代表取締役 小川順大