健康経営ゲーム体験会報告

社員一人ひとりが健康で生産性の高い組織を作る ービジネスゲーム体験会ー

5月30日に、弊社「ビジネスゲーム:健康経営ゲーム」、「健康チェックカード−心技体−」の体験会を開催いたしまいた。

15名の方にご参加いただき大変盛大に開催することができました。

ご参加いただいた皆様に、厚く御礼申し上げます。

ありがとうございました!

そんな盛り上がった、今回の体験会の様子を、一部ご紹介したいと思います。

 

健康チェックカード−心技体−

健康チェックカード−心技体−は、3人~4人がグループとなってチェックを進めていく体験型のチェック方法を採用しています。そのため、必ず参加者同士のコミュニケーションが必要となります。

今回、体験会にご参加いただいた方々の中には、お知り合いでお申し込みをいただいた方々も多くいらっしゃいました。

このような中で、お知り合いの方とは席を近くにはせず、ほとんどの方が初対面とした設定をさせていただきました。また、あえて最初にお互いの自己紹介をせず、チェックに取り組んでいただきました。

最初は、チェック項目に対して、

「どうですか?」といった、相手の様子を伺いながらチェックに参加される方が多かったのですが、徐々に、「え!?なんでできるの?」「なんでできないの!?」といった、お互いに楽しみながらチェックに取り組むようになり、笑顔や笑いが生まれながらチェックに取り組んでいただけました。

ついつい個人で考えてしまうような健康に対しての知識や気づきなどを、参加者と競争し、共有することで楽しく学ぶことができていました。

また、もう一つ重要なことは、健康という誰もが重要であると理解しているであろうキーワードに対して、「わかっている」「知っている」といった固定観念を『楽しさ』で払拭することです。特に健康は、個人の節制や我慢に依存するといった意識が強くなりがちなので、「わかっている」けど実行できない、「知っている」けどやめられないといったことが多々あるものです。その固定観念を払拭するために、ゲームの持つ楽しさが一役活躍します。

ゲームの持つ楽しさと夢中にさせる要素、競争の意識、そして客観的にチェックできる仕組みを健康チェックカードは備えており、初対面の方でもコミュニケーションが図られるといった良い一面を見ることができました。

 

健康経営ゲーム

健康経営ゲームは、健康診断やストレスチェックなどでしか見えない健康状態(体力や精神)をカードで見える化し、体力や精神のカードとプロジェクトを実行するために必要な資金を使用して、模擬的に会社を経営します。社長や管理職、社員といった役職に分かれ、会社の売り上げを達成しつつ、各役職のゴールも達成していくといったビジネスゲームです。

健康チェックカードに取り組まれ、その場のコミュニケーションも円滑になり、スムーズにゲームが進行していきましたが、一方でゲームのルールがわからず最初プロジェクトを実行できないチームもいました。徐々にルールも理解でき、体力や精神、資金カードを使って多くの役職がプロジェクトを実行していきました。

今回は多くの役職が、2人一組で1役職を担当していただく設定にできたので、役職同士=同じ立場同士のコミュニケーションと役職毎=立場が違う人とのコミュニケーションを図ることができました。

 

中間発表時。

 

当初あった資金は約7,000万。中間発表時には3,900万まで減っていました。そして、各役職のゴールは全役職が達成できていない状況でした。この状況から各役職、役職間で話し合いが行われ後半戦の方向性や役割を決めて、行動目標を立てるといった会社組織の組織作りが行われました。

また、「それぞれの役職のゴールは?」といった、相手のゴールを知るコミュニケーションが生まれていました。

最終発表時は、資金が10,900万まで増え、全体のゴールを達成することができました。また、チームの目標を達成できた役職は全役職の半分の4役職でした。

 

振り返り

ゲーム後に振り返りを行なっていきます。

「ゲーム途中で他役職の目標を把握した」

「最初、自分の事だけに夢中になりスタンドプレイをしていた」

「役職の役割を演じることができた」

「縦割りの組織だとコミュニケーションや風通しを良くすることが必要」

「挑戦できなかった」

「最初ルールを理解できなかった」

「リーダーシップを発揮してくれて、全体のゴールを達成できた」

などといった、意見が上がり、それぞれに振り返りを行うことで皆さん多くの気づきを得ていただいたようです。

しかし、この中で、「健康に対しての振り返りがあまりなされていない」といったファシリテーターの問いかけに、

皆さん「…あ。」

といった何かに気づきを得ていただいたようです。

健康は大切だと理解している。ただ、何かに、夢中になったり、役職の目標などを達成しようとするとついつい健康は疎かにしてしまう。こんな事を参加者の皆様は体験できたのではないかと感じました。

今回の体験会を通して、弊社も勉強になることが多く、大変感謝しております。

今後も体験会を開催予定ですので、多くの方にご体験いただければ幸いです。