健康経営ゲーム研修報告 #1 (午前の部)

先日、スタッフの方に対して運動や姿勢、健康に対する研修を行ってほしいとのご依頼をいただき、

富山にあるキュアコード株式会社様にて、健康チェックカード健康経営ゲームを使った研修を実施させていただきました。

 

キュアコード株式会社様は、オープンソースやスマートフォンやタブレットを活用して医療・介護・教育を中心とした情報システムを構築する富山のベンチャー企業です。

その作業柄、座ってパソコンに向かっての作業が多いとのことから、

運動や姿勢の研修の依頼をいただきましたが、

そもそも、現在のご自分たちの状況を「知る」事から健康は始まるとの思いから、

まずは健康チェックカード・健康経営ゲームを使った研修をご提案させていただきました。

 

研修開始

午前は健康チェックカードを使った、個人の健康状態を知ることからスタート。

ただし、

研修開始からカードを使用するまで、参加者の皆さんには詳細な研修の内容をお伝えしていません。

開始直後からは、一般的な健康の知識や健康経営についてお伝えしていきます。

ファシリテーターの問いかけにも緊張がある様子で、うつむき加減。

これではいつものような座学の研修なのかなと思われた方も多かったのではないでしょうか。

そして健康チェックカードの説明に移ります。

 

健康チェックカードの仕組みはシンプルです。

3~4人がグループとなり、カードを確認しながら50問ある問いを参加者全員で点数をつけていきます。

カードの種類は大きく分けて3種類。

心の状態を表すピンク色の『心』カード。

日々の習慣を表す黄色の『技』カード。

身体の状態を表す緑色の『体』カード。

それぞれ、質問事項と回答に伴う点数が0点から2点まで記載されています。

見ているポイントと点数が悪い場合の将来起こりうるかもしれない状態、

そして点数が悪い場合に日々心がけることが記載されています。

グループでセルフチェックを行っていくので、点数が良い人悪い人が必ずでき、

なぜ自分は出来るのに他の人は出来ないんだ?という疑問や、出来ないんことが悔しいなどといった競争が生じ

コミュニケーションが必ず生まれるため楽しい研修となります。

 

健康チェックスタート

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健康チェックカード開始直後から積極的なコミュニケーションが生まれました。

「あ~これは私は大丈夫ですね!2点だ!」

「あー!これは俺ダメだわ。0点だ」とお互いに話しあいコミュニケーションを深めていきます。

 

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『心』のカード部分では、

「え。そんなこと思っていたの?」とか「だってこう考えているから」などといった、

同じ職場でもあまり話したことがない部分まで積極的な会話が生まれていました。

 

『技』のカード部分では、

身体を動かしてチェックする項目が多いためか、席を立って上着を脱いで少し汗ばみながら積極的にチェックに取り組む様子が伺えました。

特に、「え!なんでこんなことできないの!?」「なんでできるの!?」「うわ!これ出来ないわ!」

などといった自分の身体や仲間に対する気づきと驚きが生まれ、

参加者には自然と笑いと笑顔が溢れていました。

 

『体』のカード部分では、

脈拍や血圧チェックの項目で、流石にIT関係に強い会社様だけあり、ウェアラブル端末を用いて、血圧などのデータを管理されていました。

既にスタッフの方への健康管理の取り組みを実践されている事に私が驚きを感じた一方で、

「あ。改めてチェックするとちょっと血圧高めだ」「脈拍高いから〇〇さん疲れ気味なの?」

といった身体状況に注意し合うような、やさしいコミュニケーションも生まれていました。

 

健康チェック終了

あっという間に時間が過ぎ、皆さんの点数が出そろいました。

意外と高得点だった方、

思っていた通りの結果だった方それぞれの思いはあったようですが、

ファシリテーターからの振り返りが始まります。

「いかがでしょうか?まずはご自身の今現在の健康状態や日々の習慣について、改めて把握できたのではないでしょうか?」

この問いかけに対し、

皆さん先程までの明るい雰囲気から、ご自身の健康状態と改めて向き合う事が出来たという、真剣な表情へ変わった瞬間でした。

その後、改めて点数が低かった項目や、気になった点について皆さんで共有していただき午前の研修は幕を閉じます。

 

この健康チェックカードでの点数が、午後の研修に反映されるとも知らずに…。

 

*午後の部前半の様子はこちら