健康経営ゲームの開始
キュアコード株式会社様での、健康経営ゲーム研修午後の部が始まりました。
健康経営ゲームの仕組みは現実の世界の企業活動に沿って考えられています。
参加者全体がひとつの「会社」となり、
その中で「会社のゴール」=ゲーム終了時にキャッシュを1億円に増やすという目標達成と、
各役職(今回は10人で8役職)がカードによって示された「個人ゴール」の達成に向かって活動します。
活動の中心となるのは「プロジェクト」。「資金」と「精神」「体力」を使い、企業活動に関する業績を上げたり福利厚生を充実するようなプロジェクトを実施していきます。
プロジェクトを成功すると新たに資金や精神、体力のカードを獲得でき、刻々と状況は変化していきます。
会社のゴールと各個人のゴールが存在するため、それぞれの思惑や考え方が現れるところにゲームの面白さと難しさがあります。
午前中に実施した、健康チェックカードの点数は、
最初に配られる精神カードと体力カードに反映されます。
点数が最も高かった方はそれぞれ1枚ずつカードの枚数を増加。
点数が最も低かった方はそれぞれ1枚ずつカードの枚数を減らされます。
「うわ~私だ~」という声が会場に伝わります。
ここでも日々の健康が大事であるという気付きを得ることができる場面です。
健康経営ゲームの内容やルール説明後、ゲーム開始。
研修会場内は「さぁどうしよう」といった雰囲気に包まれます。
そっそく『社長』の役割の方がプロジェクトを実行しに、資金と体力カード1枚を持ってファシリテーターのもとへ。
現実世界ではすんなりとプロジェクトや仕事、商談が成功するとは限りません。
同様に健康経営ゲームでも『成否判定カード』を使ってプロジェクトの成否を決定します。
結果は…
失敗!
お金と体力を使って実行したのに、成功できず何も得ることはできませんでした。
これ以降も『挑戦的な社員』の役割の方や、『人事部』などといった役割の方が次々とプロジェクトを実施されていきます。
成功したり失敗したり。
それぞれの役割のゴールを達成しようと一生懸命にプロジェクトに取り組んでいきます。
そうこうする内に前半戦が終了しました。
中間発表
ファシリテーターの問いかけが始まります。
「まずは会社全体の資金状態について発表をお願いします。」
結果は…
「3,800万円です。」最初7,400万円あった会社の資金が約半分になっていました。
次に、
「個人・役割ごとのゴールの達成状況はどうでしょうか?」
結果は…
個人ゴール達成率0%。
「今現在、御社の状況は、売上が上がらず、個人のゴールも達成できていない不健康な会社にあるといえます。」
一生懸命会社の業績を上げようとしたり個人のゴールを達成しようと取り組まれたのにもかかわらず、
結果としては働き辛い会社環境になっている、そんな状況がファシリテーターから伝えられます。
一生懸命プロジェクトはこなしている。確かにみんな頑張っている。でも会社の状況は今思わしくない。個人の目標も達成できそうにない。
どうしたらいいのだろうか?という問いが参加者の方の脳裏に思い浮かんだ瞬間です。