スタッフの西野です。
良い姿勢が健康と仕事にもたらす影響について今回は私なりの考えをまとめてみました。
『カラダを大切しながら仕事をする』、これは私が大事にしていることの1つです。
本日は姿勢と健康・仕事について考えていきましょう。
まず最初に姿勢が悪くなると、健康や仕事にどのような悪影響があるか考えてみましょう。
姿勢の影響
まず姿勢が悪くなると、健康面においては以下の悪影響が考えられます。
・骨格や筋肉に強い負担をかけます。腰や首の痛みに繋がります
・内臓に負担がかかる
・呼吸がしづらくなる
・睡眠障害を引きおこす
・血行不良、冷え症になる
・代謝が悪くなる、肥満になる
次に姿勢が悪くなることで仕事においての影響として、
・腰や肩、首などの慢性痛を引き起こし、結果として仕事のパフォーマンスが下がる
・自信がなさそう、第一印象で消極的な性格など良くないイメージを持たれる
・うつなど精神的な疾患の原因にもつながる可能性がある
整理すると、姿勢が悪い状態が続くことは、カラダはもちろん、ココロにも悪影響があり、姿勢の悪い状態を続けていると健康を損ねていきます。カラダとココロが疲れやすくなり、パフォーマンスや生産性の低下を引き起こします。
つまり、良い姿勢を手に入れることは個人のパフォーマンスが向上し、結果、企業にとってもメリットがあるのです。
では良い姿勢はどのようにして手に入れていけばよいのでしょうか?
自分の姿勢を知る
具体例をご紹介します。自分の姿勢を知ることが大切。姿勢チェックを行います。
・まず、壁に寄りかかります。
・この時に頭とお尻をしっかり壁につけましょう。この時両足をくっつけましょう。
姿勢のチェックポイント
①横から見た時に顎が上がっていないかチェック(顎が引けていればOKです)
②横から見た時に壁と腰の隙間をチェック (手のひらがわずかに入る程度が理想)
③正面から見た時に両膝の隙間が空いていないかチェック
④楽に寄りかかることができているかチェック(寄りかかることが窮屈ではないか)
まだまだポイントはありますが、この4つは最低限チェックしておくべき点です。
①で、顎があがっている方は、猫背で頸部や肩の筋肉が過緊張になっている可能性があります。
②で、手のひらが壁と腰の間に楽にはいる人は、いわゆる反り腰になっており、ももの前側の筋肉が硬かったり、腹部の深層にある筋肉が使えていない可能性があります。
③で、両膝の隙間が空いている人は、O脚であり、将来変形性膝関節症を引き起こす可能性があります。
④で、楽によりかかることができていない人は、すでに姿勢を保持する機能が低下していたり、姿勢が崩れていると言えるでしょう。
姿勢を意識し、良くするためにやるべきこと
それでは、姿勢を意識し、より良いパフォーマンスを出すにはどうしたらよいでしょうか?
①毎日、壁によりかかってみる。
最も簡単な方法ですよね。顎が上がっていないか、腰が反っていないかチェックするだけで、姿勢を保持する筋肉を使う事が出来ます。
②簡単な運動をしましょう。
さらに、効果を高めるには運動も必要です。特に深層筋(インナーマッスルとも呼ばれる筋肉)を鍛えましょう。ここで簡単な運動をいくつか紹介します。
運動その1
①壁に寄りかかった状態から肩を90°上げて、肘も90°曲げる。
②その状態から片足ずつ前に挙上していく。
運動その2
①壁に寄りかかかった状態から、肩をつけた状態でそのまま両肘を曲げます。この時に両側の肩甲骨を集めるように意識します。
②そこから斜め45度に向かって両腕を上げていきます。このとき肘や指をしっかり伸ばすように意識していきましょう。
良い姿勢の相乗効果
姿勢がよくなると、カラダと仕事、どちらにも良い影響があります
・腰痛や肩こりなどの痛みを予防することができる。
・血行が良くなり、代謝がアップすることで肥満の予防に繋がる。
・疲れにくくなる、仕事でのパフォーマンスがアップする。
・集中力が持続し、効率よく仕事が行える。
・カッコ良く、美しく爽やかで誠実な印象を持たれる。商談や営業がうまくいく。
・メンタル面もポジティブになり、職場やお客様とのコミュニケーションも円滑になる。
・結果、社員一人一人がイキイキと働くことができ、会社の生産性向上に繋がる
最後に
私達は日々の生活の中で良い姿勢を意識することで、快適で心身ともに健康な生活を送ることができます。
また良い姿勢は心身だけではなく、仕事面においても作業効率が上がったり、コミュニケーション能力が向上するなど良い効果をもたらすことが分かっています。
まずはあなた自身が健康でイキイキ働くため、仕事でベストを尽くすために、明日から正しい姿勢を日々意識していきませんか?
ライター:西野大助
富山医療福祉専門学校理学療法士学科卒業
【理学療法士】
リハビリ専門職である理学療法士国家資格取得後、約10年富山県内の総合病院で急性期医療から回復期医療、在宅医療のリハビリに従事。その後SUDACHIに入社。パーソナル事業部の責任者を務め、主にパーソナルトレーニングや集団でのパフォーマンス指導や姿勢指導、傷病予防などの分野を担当している。また、病院在籍中から現在にかけてスポーツ分野での障害予防などにも積極的に取り組んでいる。