データから見るメンタルヘルス対策と健康経営②

今回のデータからは、主に自殺者の推移とメンタルヘルス・健康経営について考えます。

 

昨今のニュースでも取り上げられた労働と自殺。

本来、自分や家族を幸せに導くための仕事であるはずが、

その仕事のために不幸になったり、命を落とすことになることは絶対にあってはいけません。

 

自殺者は増えているのか?

職業別自殺者数の年次推移

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内閣府から公表されているデータでは、年々自殺者は減少傾向にあります。

平成19年には33,083人だった自殺者数は、平成27年には24,025人と約30%減少。

内訳は、無職者が最も多く平成27年で14,222人、次に被雇用者・勤め人が6,782人で続きます。

これは、平成18年に「自殺対策基本法」が成立したことを皮きりに、平成19年に「自殺総合対策 大綱」が閣議決定され、様々な対策が国の主導で実施されてきたことの表れであるといえます。

様々な政策のもと自殺者数は減少傾向にありますが、まだまだ多い状況にあるといえるのではないでしょうか。

 

自殺者における勤務問題と年齢の関係とは?

勤務問題を原因・動機の1つとする自殺者の推移(年齢層別)

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平成19年から全体的な自殺者数は減少に転じていますが、

勤務問題を原因・動機とする自殺者の推移は、平成19年には2,027件であったのが、平成23年には2,689件と増え、平成27年には2,159件とそれほど大きな変化は無いことが分かります。

年齢別でみると、40~49歳が一番多く、30~39歳、50~59歳・20~29歳と続きます。

これはいわゆる部下が出来、また上司もいるといった中間管理職に就く年齢層に自殺者が多いことを示しているともとれます。

 

勤務問題と自殺の関係は?

それでは勤務問題の中で、原因や動機にはどのようなものがあるのでしょうか?

勤務問題を原因・動機の1つとする自殺者の推移(原因・動機詳細別)

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原因としては「仕事疲れ」が最も多く、次いで「職場の人間関係」、「仕事の失敗」と続きます。

これは前回の記事、データから見るメンタルヘルス対策と健康経営でも述べさせていただきましたが、

内容をみると、どの項目にも『コミュニケーション』が係わってくることが分かります。

仕事疲れに関しては、体調がすぐれない状態でパフォーマンスは上がりません。

上司や部下チーム内で情報共有できていれば休んでもらったり、仕事の量を調整してもらうことで対応できます。

職場の人間関係に関しても、コミュニケーション不足からくるものが大半で、チームビルディング研修などではよく、「え。そんなこと考えていたの?」などといった会話がなされることを経験します。

普段のコミュニケーション不足が解消され、良好なコミュニケーションが保たれた結果、人間関係も改善に向かうといえます。

仕事の失敗に関しても、チームビルディングがしっかりと出来ていれば、失敗をカバーし責任をチームで共有することができます。

 

メンタルヘルス対策としての健康経営ゲーム

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そんなコミュニケーションを育み、チームビルディングの要素を持ち合わせているのが、弊社の健康経営ゲームになります。

健康経営ゲームは、「役職」が存在し、最大8チームでゲームを進めていきます。チームの力のみでは決してクリアができない仕組みで作られており、他チームと協力することで初めて成果を上げられます。

コミュニケーションがゲームのカギとなっているのです。

「役職」が与えられているからこそ、気付くことも多くなります。

普段管理職として働いておられる方が、一般社員の役割を実践してみたり、社長の役割を実践することで、いつもは気が付かない事に気付かされることがあります。

健康経営ゲームにはゲームという要素から、楽しさと夢中になる仕組みとなっており、普段の行動の癖が出てしまう状態となります。

普段の行動の癖がゲームに現れることで、現実世界での行動を振り返り、職場の人間関係において自分が改善できることを考えることができます。

 

自殺者数が多いのは40~49歳を中心とする中間管理者層です。

この中間管理者層の方にこそ、改めて心と体の健康が会社の業績にも影響し、自分や家族を幸せに導く根源であることを再度理解していただければとSUDACHIは考えます。

 

今までに健康経営ゲーム研修を受けられた管理者の方で、心に残った振り返りがあります。

 

「管理職として、自分が動くのではなく、スタッフの目標などを把握しながらプロジェクトを割り振ればよかった。今回のゲームで改めて自分の悪い癖に気付けた。ゲームで失敗できてよかった。」

 

ゲームで失敗することで現実の世界での行動変容につながる。

メンタルヘルスの始まりはコミュニケーションから。

SUDACHIは健康経営ゲーム研修を通してメンタルヘルスを考えます。


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