前回の記事で、習慣や慣習について少し記載していたので、習慣や慣習について改めて調べてみました。
習慣とは
習慣について意味を調べてみると、
- 日常の決まりきった行いのこと(広辞苑第六版「習慣」より)。
- 長い間そうすることによって、そうすることがあたかもきまりのようになったこと(デジタル大辞泉「習慣」より)。
- (心理学用語)反復によって習得し、少ない心的努力で繰り返せる、固定した行動のこと(広辞苑第六版「習慣」より)。
となっています。
無意識でもできることや無意識に行っていること、もしくは無意識に行ってしまっていることとも読み取ることができると思います。
これは個人に関する行動や考え方を表していると捉えることができます。
慣習、風習とは
一方、習慣と同じような言葉で使われるのが、慣習や風習という言葉です。
これまた調べてみると、
- ある社会で古くから受け継がれてきている生活上のならわし。しきたり。
- 慣れること。習慣となるようにすること。(デジタル大辞泉より)
となっています。
これは社会や集団、企業の慣習などで使われることが多いようです。
習慣と健康 慣習と健康経営
習慣は個人に関することなので、
一般的に使われている生活習慣、つまりは食生活や運動、睡眠など個人の行動や考え方が個人の健康につながる。
と言い表せると思います。
例えば、ご飯を食べる時の順番を意識しているかどうか。無意識に食べていればそれはもう習慣になっています。
例えば、朝起きる時間が一定かどうか。最初は意識して目ざまし時計を使っていたのが、目ざまし時計を使わずとも起きれるようになればそれも習慣になっています。
「継続は力なり」という言葉がありますが、
健康を維持する時は、継続出来る良い習慣を身に付ける必要があると考えます。
この個人の習慣に着目したのが、弊社の「健康チェックカード」です。
楽しく、仲間と、体を動かしながら自分の健康状態を数値化し認識、把握できるので正しい方向に習慣を変えるきっかけとなる体験型の研修です。
一方、
慣習は社会や集団に関することなので、
例えば企業の文化や慣習が、企業の経営に影響を与えるということに繋がる。
と言い表せると思います。
例えば、上司が有給を使わないから有給を使い難い。
例えば、上司が早く帰らないから特に帰りづらい。
このような慣習は決して健全であるとは言えませんし、社員のストレスにもつながります。
健康経営を推進するのであれば、組織の慣習を見直したり、改善することが必要です。
この企業の慣習に着目したビジネスゲームが、弊社の「健康経営ゲーム」です。
楽しく、健康経営とは何ぞや?について学ぶことができ、健康経営の知識と意識を高め、健康を投資と仕組みとして捉え、そして何より慣習を考えるきっかけとなるチームビルディングに最適の研修です。
健康の定義、肉体的にも精神的にもそして社会的にも満たされた状態になるためには、
習慣と慣習それぞれから対応していかなければならないのではないでしょうか?