エグゼクティブから考える健康リテラシー

メンタルヘルスの重要性が叫ばれはじめてから20年以上たちます。メンタルヘルスに関する様々な研修も実施されるようになってきました。それにもかかわらず、この20年間、メンタルに不調を抱える人、職場でストレスを抱える人は減るどころか増え続けています。

一方、昨今ではマラソンやトライアスロン、筋トレ、瞑想(マインドフルネス)といった、身体を鍛え、心を整える活動が企業のエグゼクティブを中心に爆発的に広まっています。エグゼクティブといわれる多くの優秀なアスリートやアーティスト、研究者、ビジネスパーソンは、すでに身体と心の間には密接な関係があり、対処療法的にメンタルの問題に向き合うだけでは限界があることを理解し、さらには高業績を出すために自分に合った“健康習慣”、つまり食事、運動、排泄、休息、睡眠、精神状態までをベストな状態に保つ技術を身に付けているのです。

今回は、エグゼクティブが健康管理を行う意味や、昨今少しずつ広まってきた健康リテラシー(ヘルスリテラシー)について考えてみたいと思います。

 

健康リテラシーとは?

マラソンやトライアスロン、ジムでの筋トレなどを通じて、身体を鍛えるためだけでなく、創造力、思考力、集中力などの精神面を鍛えるために、身体の健康維持、向上に時間を投資する人が多く見られるようになりました。特に、普段運動とは一見関係がないイメージがある業界でも身体を鍛える習慣が活発に行われるようになっています。

これは、昨今の健康ブームによって、健康意識や行動は、カロリー制限や糖質コントロールなどに代表される栄養バランスなどの食事、歩行や姿勢などの運動量、排泄(腸の健康状態)、睡眠の質、交感神経、副交感神経のバランスや精神状態(マインドフルネス)まで広くかつ統合的なものとして認知されてきたためです。

このような背景のもと健康リテラシーといった概念が広がってきています。

 

健康リテラシー・ヘルスリテラシー(health literacy)とは、健康面での適切な意思決定に必要な、基本的健康情報やサービスを調べ、得、理解し、効果的に利用する個人的能力の程度を意味するとされています。

この個人的能力とされている点が最も重要な部分です。エグゼクティブが好業績を出すために良い健康習慣や管理を実践しているというのは、この個人能力、健康リテラシーが高いということです。さらに、健康情報を効果的に利用するといった点も重要な部分です。昨今では、糖質制限やカロリー制限、運動方法、食事方法など多くの書籍やメディアなどでも健康関連の情報があふれていますが、全てが自分に当てはまるものではなく、自分に合った情報を選択する能力が必要となります。例えば、筆者は元々太りにくい体質ですが、さらにカロリー制限を実施してしまうと体力が著しく低下し、疲れやすくなった経験をしています。一方でカロリー制限が必要な人もいるわけですが、この有益な情報を効果的に利用する=選択する能力がエグゼクティブは高いということです。

 

健康リテラシーを高めるには?

見方を変えると、健康リテラシーは個人的能力という観点から、個人によって能力の差が大きくなります。その理由は、個々それぞれの価値観や生活習慣、行動特性、仕事環境など様々な要因が影響するためです。特に価値観は大きな壁の1つです。

弊社事業の1つであるリハビリ特化型デイのご利用者様の中でも、「20代30代の頃は全く健康に対して気をつけていなかった、むしろ若いからどんなに不摂生をしていても大丈夫だといった思い込みがあった」といった声や、「今でも運動は嫌いだから、こうやって通わないと家では絶対に運動しない」といった個人の価値観や性格が大きく影響される部分があります。個人の感情や価値観によって行動が大きく変わることがあることを理解することが重要です。

 

それでは健康リテラシーを高める要因はどのようなものがあるのでしょうか?

それは以下の2つの体験ではないかと弊社は考えます。

①健康を害して生活に影響が出てしまったことによる失敗体験

②運動などの効果により、パフォーマンスが上がったなどの成功体験

前者は、誰もが一度は経験があることではないでしょうか?例えば飲酒で飲みすぎてしまった翌日などに、二日酔いとなり仕事に影響が出てしまったことから飲酒を改める経験。後者はダイエットなどによって見た目やパフォーマンスが上がったといった経験。

失敗体験や成功体験によって健康リテラシー高めることができますが、できれば成功体験で高める方がより良い方法です。ですが、先述したとおり健康管理には個々それぞれの価値観や生活習慣、行動特性、仕事環境など様々な要因が作用するため、成功体験を体感するには時間と労力がかかる為多くの人は途中で妥協してしまいがちです。であるからこそ、エグゼクティブはこれらの要因に対して投資を行っているともいえます。

 

そこで、個人ではコントロールできない妥協してしまいがちな要因をコントロールする方法が、個人依存からの脱却(チームの協力)と課題の共有(競争原理)です。

*個人依存からの脱却(チームの協力)と課題の共有(競争原理)に関する記事はこちら

個人だと感情や意識、モチベーションによって行動が継続できるか大きく変わりますが、チームの協力が関与することによって、感情や意識、モチベーションを自分とは別の他人から得られる利点があります。このチームの協力に、課題の共有(競争原理)を組み合わせることにより、さらに行動の継続を加速させることが出来ます。チームでの成功体験はさらに、チームビルディングも加速させます。

 

自分に合った情報を選択する

但し先述のとおり、健康リテラシーで重要な部分は自分に合った情報を選択する能力であることから、チームで健康リテラシーを高めようとするとついつい同じ情報や同じ行動をとりがちになります。そこで重要な要素が、個々の健康状態の見える化個別の改善策の提示です。

健康リテラシーを高める取り組みをチーム共有で実施しながら、個々の健康状態を見える化し、個別の課題に対しての改善策を得る事が出来れば、エグゼクティブが実施している様な高い健康リテラシー、健康情報の効果的利用がチーム全体で可能となります。

それを可能にするのが弊社の健康チェックカード‐心技体‐です。

チームで健康リテラシーを高めたいとお考えの方、是非お声かけください。


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