今回は、SUDACHIが運営する地域密着型通所介護「リハビリ倶楽部」での一場面を紹介したいと思います。
題して、
「変化」と「継続」について。
変化
SUDACHIが運営する「リハビリ倶楽部」は介護保険でのサービスで、
機能訓練を主軸とした短時間型の地域密着型通所介護となります。
多くのご利用者様は、
脳梗塞や骨折、パーキンソン病などを基礎疾患として持っておられる方が、
少しでも日常生活を自立して生活を送りたいとの思いからご利用をされています。
その中のお一人。
開業当初よりご利用されていて、脳梗塞と糖尿病の基礎疾患をお持ちです。
糖尿病はインスリンの機能が十分に作用しなくなることで血糖値があがり、全身の至るところにあらゆる障害をきたす疾患。
初期症状に乏しく、健康診断ではじめて気づくことも多く、自覚症状が現れた頃にはある程度進行してしまっていることもある。
合併症が現れてはじめて、糖尿病に気づき、本人の気づかないうちに病状が進行しているケースも多いことから、「サイレントキラー」とも呼ばれている。
ご利用開始時は、糖尿病に対しての知識は少なからずあったものの、
いわゆる食事や運動に対して行動出来ていなかった。というご利用者様。
それが、昨年夏頃の受診の際にこんなことになったそうです。
お医者さんから、
「血糖もHbA1Cの値もすごく良くなって、いったいどうしたの?これなら糖尿病のお薬いらないね」
食事の大切さや運動の大切さに気付き実践された結果が、
糖尿病の状態を改善に向かわせたすばらしい変化でした。
継続
その後1年以上経過しますが、
食事の食べ方や内容に気を付け、運動も積極的に継続され、
今でも糖尿病のコントロールは良好で、趣味の散歩や外出を継続されています。
「どうだ!わしすごいよね!」
と先日嬉しそうに語っておられました。
すばらしい変化を、習慣として継続することで、現在のADL(日常生活動作)を維持し、
趣味の散歩や外出を楽しむといった、QOL(人生の質)を良いものにされている。
まさしく「継続は力なり」と言える事例です。
健康経営での変化と継続
経営や組織の運営でも同じことが言えるかと思います。
悪い慣習やあまり効果がないことを課題と捉え認識し、止めたり、変化させることから最初の一歩は始まります。
ダーウィン進化論の名言、
生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである。
経営も進化する時は、変化しなければならない。
そしてその変化を継続して浸透させることが必要と考えます。
健康経営を推進する際にも、やはり変化が必要です。そして最もよく適しているものを選択する必要があります。
取り組み事例が素晴らしいからといって、なんでもかんでも取り入れることが良い事とは限りません。
自社にとって最も適した変化は何かを考えることが大事です。
その一端を担うのが弊社の健康経営ゲームです。
健康経営に取り組んでいる企業の様々な事例を紹介しながら、自社に役立つもしくは取り組めそうな事例を考えていただく研修内容となっています。
変化を進化するための絶対条件と捉え、良い変化を継続していく事が、健康や健康経営には必要ではないでしょうか?