健康経営と食生活(食後脂質異常症)

以前の記事、健康経営と食生活(食べ方)では、食事の食べ方の順番が血糖コントロールに影響し、食べ方を工夫することで仕事効率が良くなることを紹介しました。

 

今回は、食生活と脂質異常症(以前は高脂血症と呼ばれていました)に対する見解を紹介したいと思います。

 

食後脂質異常症とは?

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私たちが食事をすると食事の脂肪分は小腸から吸収され、その後中性脂肪へと変化し、血液に乗って全身に運ばれます。

このため食後は誰しも中性脂肪が多少は上昇します。しかし、中性脂肪が増え始めると中性脂肪を分解する物質である「リポ蛋白リパーゼ」と呼ばれる酵素が分泌されます。

健康な人の場合、食後、中性脂肪が増えてもリポ蛋白リパーゼが中性脂肪を分解してくれます。そのため、食事で上がった中性脂肪の数値も基準値を超えることはありません。

しかし、何らかの原因でリポ蛋白リパーゼの働きが弱まってしまうと食後の中性脂肪の分解が追い付かず、中性脂肪の数値が基準値を超えてしまいます。

さらに、中性脂肪値が下がりきる前に次の食事を摂ると、再び中性脂肪値が上がってしまい、1日中基準値を超えた状態が続いてしまいます。

このように食後の中性脂肪値が高い状態が続いてしまうことを『食後高脂血症』と言います。

普通の健康診断で中性脂肪値が正常値であったとしても、食後高脂血症のように食後に中性脂肪値が上がったまま1日中高い状態の人は、脳梗塞や心筋梗塞、さらには認知症などのリスクが高まる動脈硬化が進みやすくなるとされています。

その他、糖尿病などを基礎疾患としてお持ちの方や若いころよりも体重が大幅に増加した方いわゆるメタボリックシンドロームの方は、食後脂質異常症も合併しやすいとされています。

*参考:『糖尿病合併症 最前線 SEASONAL POST』 Vol. 7 No. 1(2015年3月発行)

食生活と食べ方

食後脂質異常症の対策として最近注目されているのが、血糖コントロールでも効果がある野菜から食べるという「食べる順番療法」です。野菜→タンパク質→糖質(炭水化物)の順に食事を摂取すると、食後の血糖値上昇と中性脂肪の上昇をより効率的に抑えられる可能性があるのです。

また、水溶性の食物繊維を多く摂取することでも中性脂肪の上昇を抑えられると言われています。

このような野菜(前菜)→タンパク質(主菜)→糖質(ご飯)といった食べ方をどこかで経験したことはないでしょうか?

そうです。温泉宿での日本食・会席料理、フランス料理のコース料理などで出されるような食べ方です。

意外と身近なところに食べ方のお手本があります。

健康経営のお手本

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SUDACHIが考える健康経営は、

従業員の健康増進を重視し、健康管理を経営課題として捉え、その実践を図ることで従業員の健康の維持・増進と会社の生産性向上を目指す経営手法ではありながら、単純に健康への取り組みを実施したからといって、直ちに生産性が高まるわけではないと考えています。

従業員の健康を維持・増進させること=守ることは、単純に生産性を高める為の投資だけではなく、従業員とその家族の生活を守るといった「愛情」と捉えることができます。会社も従業員も、お互いの健康状態への理解を深め、そして課題を見つけ、実践する仕組みを作ってこそ、初めて会社の生産性が高まるのです。

何事にもやり方があります。

他社でうまくいった取り組みが自社でうまくいくとも限りませんが、まずは成功している他社の事例や取り組みを知り・学ぶところからはじめ、自社の課題と向き合うことが必要です。

「健康経営ゲーム」は、その一端を担います。

経済産業省が認定する「健康経営銘柄」の実例をカードでは紹介しています。実際の事例を知ることは、自分の肌感覚での「健康経営」の理解を深めてくれます。どの企業もユニークな施策を採っており、事例を知るだけでも非常に楽しむことができ、自社で取り組むべき課題に気付き、実践する仕組みを参加者全員で考えます。

 

 


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